ようこそ『和みの間』へ
About Us ブログ&お知らせ 無料なごま
会員登録
和みの間
Home
なごまクーポン
ゲット

【シドニー教育コラムBy JETS学習塾:小学生編】 オーストラリアの算数教育、どういう仕組み?日本とどこが違うの?

 

Castlecrag にある日本人経営の老舗の学習塾 JETS のりえ先生のコラム、今回は「オーストラリアの算数教育、どういう仕組み?日本とどこが違うの?」について。最初長女が学校に入学する際に、簡単なステージ毎(ステージの説明は本文をお読みください)の説明がありました。それを見て、なんで掛け算や割り算を何年にもわたってやるんだろう?え?時計の読み方も?2年生終わるまで時計読めないの??みたいに驚きの連続だったのを覚えています。我が家は両親とも日本人。おまけにお父さんは算数の先生の資格を持っていたりするので、結局このペースはちょっと許せず長女には家で教えていますが・・・。が~、なぜこうなっているのか、というのにはやはりそれには理由があるのです。さ~てそれでは、りえ先生よろしくお願いいたします!

 

日本に比べて算数の進み&内容にちょっと不安が・・・
l008blueb

jets math「日本に比べて小学校で習っている算数の内容や進み具合にちょっと不安が・・・。このままでいいのかしら?」とお思いになるお母さんも少なくないようです。ですので、こっちの算数って一体どうなっているんでしょう、というご質問を頂くことがあります。それに一言でお答えするのは難しくて、Board of Studyのシラバスをお読みいただくのが一番正確ですが、ここではおおまかな日本との違いについて述べてみます。

 

大きく4つの違いがあります
l008blueb

まず第1の違いに、オーストラリアのカリキュラムはどの科目も学年ごとではなくステージごとに、そのステージで学ぶべく内容と目標が設定されています。キンディーはEarly Stage1 で、小学1&2年生がStage1、小学3&4年生がStage2、 小学5&6年生がStage3、のようにYear 10まで、2学年ごとに区切ってステージに分かれています。ですから学習内容は2年間で習得すればよいので、ゆったりしています。

 

第2に、どのステージでも「数と代数」、「計量法と幾何学」、「統計と確立」の3分野を学習します。そしてこれらの内容はさらに細かく分けられ、ステージ毎に学習内容が指示されています。例えば「数と代数」では、数の概念、足し算引き算、掛け算割り算、分数小数の4つに分けられ、どのステージにおいても学習するようになっています。つまり、日本の幼稚園年長さんでも、掛け割り算もどきをすることになる訳です。逆に日本なら小学2年生で完璧にする九九も6年生までの長い目で見て勉強します。具体意的に言えば、キンディーで、グループを作る掛け算の考え方を、Stage1で2、5、10の段、Stage2で2、3、5、10の段、Stage3で2桁3桁の筆算も含めた全ての掛け算を学習します。

 

第3に、同じレベルの中でも学力差によって、グループ化しする「レベル別グループ学習」を行う場合が多いことです。多国籍民族が出入りする国で、しかも就学年齢の差も大きいので、学力の差はかなり大きいです。例えば先ほどの掛け算の例であれば、Stage1の生徒でも中には九九が完璧にできる生徒もいますので、その場合は小学2年生でも2桁3桁の筆算をさせることもあります。逆に算数の苦手な生徒の場合、5,6年生でもまだ九九の7の段だったりします。こうすることで、できる子が足止めされることなく先に進められる、ついて行けてない子がわからないまま先に進まなくてはならなくなる、というような事がないよう工夫されています。クラスの中でレベル別にするか、学年全体でレベル別にするかは、その学校の規模や方針により変わってきます。

 

第4に、算数に対する考え方にも違いがあるようです。日本は効率性重視で速く正確に答えを出せるように生徒に指導しますが、こちらでは問題を解くプロセスを重視します。だから、足し算の筆算を家庭で教えてやらせていたら、学校からやらせないようにと注意されたという話などもよく聞きます。筆算だとあまり深く考えずにどんどん問題が解けます。でも、数字を位ごとに分けて大きな位から順に足していくというそのプロセスを重視すると、時間はかかりますが、数学的論理的な思考を育て、日常に役立つ能力となると考えるようです。

 

NSWのすべての学校の教育指標となっているシラバスはこれ!
l008blueb

ところで、NSW州の主要4科目(英語、数学、理科、社会)のシラバスは、ここ数年で新しいものに変更されます。課目と学年によって、変更の開始時期は異なります。詳しくは次のサイトをご覧ください。保護者向けの映像が見られます。

http://syllabus.bos.nsw.edu.au/support-materials/parents-guide/

 

算数のシラバスは、次のサイトをご覧ください。

http://syllabus.bos.nsw.edu.au/mathematics/mathematics-k10/content/

 

ただ、上記のシラバスはあくまでも学校での学習指標です。日本の受験と同様に、ICASやセレクティブスクールのテストにおいては、学校レベルをはるかに超えた難しい問題が出ているの で、その対策は学校任せでは不足します。また、日本の受験によく出る難しい数学の文章問題はこちらでは教わらないので、日本の学校に戻る可能 性がある場合は、日本の算数数学を勉強しておくのは大切です。

l008blueb

【なごま管理人の編集後記】

未だに「2年毎」に設定したシラバスにどうも納得のいっていない管理人です。日本育ちだからなのか、「いや~、1年生なら1年生。2年生なら2年生という1年で学びとらねばならないものがあるだろうに・・・。それを2年かけて学んでたら次のステージに行ったときに同じ3年生でも、ものすごい知識に差ができてしまわなか?」と、最初この仕組みの説明を聞いたときに思ったものです。でも個性&その子のペースというものを大事にするとなると、こういう感じになるのでしょうか?どっちにしろ全てがレベル別に分けられるのなら、潔くこの位の幅を持たせたほうがいいのかもしれません。それにしても、同じクラスの中に色々なレベルの子がいるとなると、学校の先生の力量が本当に問われますね。

さてJETS学習塾では、日本カリキュラム、AUカリキュラムのどちらにでも対応した教室をご提供しています。お問合せは下記からどうぞ。

 

The Japanese and English Tutoring School ジェッツ学習塾

講師陣は皆20年以上の実績があります。丁寧でわかりやすい授業に定評があり、これまでに多くの生徒が成績を上げ、喜びの声をよせてい ます。日本へ帰国したときの受験対策、現地学校での成績向上・英論文・英会話・HSC・TOEFL・SAT対策、そして日本語・国語の習 得やHSC日本語対策、など様々なご要望に応じます。算数・数学は日本式・オーストラリア式のどちらにも対応可能です。子供の能力や目的 に応じて指導計画を立てます。キンディーから12年生まで。大人の英会話もあります。

お問合せ: 0405-270-817  rie@bullet.net.au
126B Edinburgh Rd. Castlecrag Australia 2068

intro

-----------------------------------------------------------------------------------------------

「いいね!」ボタンをクリックして、新しいお店の情報やお店開催のイベント情報をいち早くゲット♪