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HSCJC(HSC日本語対策委員会)のセミナーレポートの補足

以前、HSCJC(HSC日本語対策委員会)さんのセミナーレポートを公開しましたが、予想を超える反響があり、関心の高さを改めて感じました。その HSCJC さんからコメントを頂けたので、いくつかレポートの補足です。
セミナーはシドニーのシティで開催されたということもあり、NSW州の教育制度に関するお話がされました。
これに加え、HSCJCさんから、NSW以外の州に関するお話も頂けたので、ここでご紹介いたします。
セミナーレポートにも他州の方に誤解を招く表現がありましたので、一部訂正させて頂きました。大変失礼いたしました。)
因みに、HSC(Higher School Certificate)はNSW州の高校卒業後に行われる州統一試験、大学入学資格試験であり、Victoria 州では VCE、Queens Land 州では QCSTEST などがこれにあたります。

【大学の合否判定に関して】
日本の大学入試は試験で勝負ですが、オーストラリアは内申の評価が重要視されます。
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NSW,Victoria, Western Australia, South Australiaでは、ハイスクールでのアセスメントの点数50%+HSC試験の点数50%で希望する大学に行けるかどうかが決まります。
また、Queensland 州とACT(首都特別州)には統一試験なく、学校内試験の結果に学校での学業成績が加えられ、その結果で進学先が決められます。

【高校での日本語履修コースに関して】
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日本語コースの内容も各州で異なります。

◇ NSW
・Beginners
・Continuers (+Extension)
・Heritage
・Background Speakers
以上、Continuers の Extension を含めた5つの日本語コースがあります。
この Continuers の Extension コースは、Continuers を履修した生徒でさらなるレベルにチャレンジしたい場合を対象としたコースであり、 Continuers コースのを履修する資格がなく、Heritage コースを履修している生徒は選択することができません。

◇ Victoria
・Japanese as First language
・Japanese as Second language
の2コース。
7年以上日本の学校教育を受けた生徒はSecond Language を受ける資格を失います。

◇ Western Australia
・First language
・Second language
・Background language
ただし、WAでの Background language コースはあくあでもヘリテージ話者を対象としており、NSWの Heritage コースと同程度の内容とのこと。

【参考資料】
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NSW の HSC Heritage Japanese course で学ぶ漢字の一覧や、過去の試験問題などは、こちらから閲覧することができます。
http://www.boardofstudies.nsw.edu.au/syllabus_hsc/heritage-japanese.htm

HSC日本語対策委員会の活動(SHCJCさんより)
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日系生徒さんおよび親御さん、日本語教師の方々に情報提供をする場を提供するとともに、HSCJCのセミナーに参加者された方たちからの声をききとり、そのニーズを、日本語コースシラバスや履修基準をつくっているBOSTESや公立校(日本語クラスのあるSaturday School of Community Languages, Chatswood Centreも含む) を管轄している教育コミュニテイー省に届けること、が私たちの重要な活動です。

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オーストラリアでは、学校の教科や教科内容をかえる時には、大学の専門家や学校教員のみでなく、広く保護者も含めた一般からの意見も参考にします。

どれくらい一般人の意見をきいてもらえるかは、わかりません。でも言い続ければ、きっと変わって行くと信じていますし、実際にHSCJCは2007年に設立してから今年で8年目ですが、粘り強く「問題の改善」を求め続けました。

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2007年に大きな署名運動をして面会をもとめ、2008年にBOSTES は「アジア4言語のヘリテージをもつ生徒たちにに、ネイテイブ用のコースを強制していた」という、大きな見落としに気がつかれました。それで2011年にヘリテージコース導入されましたが、履修基準は依然としてそのままなので、問題の根本解決ではなかった。それでもう一度署名運動をして、2012年に履修基準をなくしてくださいと今度はNSW州の教育大臣に直接お願いに行きました。教育大臣は面会の場では「ボードの会長の意見を尊重」されましたが、その年の終わり頃にBOSTESにNSW Review Language Educationをしなさい、と要請しました。HSCJCも提案をおくりましたけれども、2014年にはBOSTESは正式に「HSC Japanese Committee 」が指摘しつづけてきた「問題点」を、「問題であった」と認識してもらえました。ですがまだ問題は解決していませんし、これからもまだ時間がかかりますが、こどもたちの将来のために、みんながんばっています。
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今後もっと「当事者であるこどもたち」の声をきいて、どのように改善していくのがよいか、を一緒に考えていきたいと考えています。

 


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